近年ではテレワークや働き改革などによってインターネットを接続する拠点が増えています。今後もインターネットを通じた働き方は増えていくと考えらているため、企業は迅速かつ柔軟にネットワークを構築することが求められます。そんな中で導入におすすめのシステムがsd-wanになります。sd-wanとは、物理的なネットワーク機器で構築したwan上に仮想的wanを構築して、ソフトウェアを使って管理する技術です。
インターネットVPNまたはIPVPNをソフトウェアによって組み合わせることで、仮想ネットワークを構築できるようになっています。日本国内の拠点間通信だけではなく、海外との拠点間通信も一元管理することができます。従来のサービスでは時間がかかってしまうというのが課題でしたが、この技術はネットワークアーキテクチャへの取り組み方が大きく変わっていることで時間がかかるという課題も解決します。sd-wanの仕組みは、多種多様な物理回線をソフトウェアで見えるようにすることで、オフィス・データセンターなどの拠点間やクラウドへの接続に対しての柔軟性を向上させてトラフィックのコントロールを適切に行えます。
一元管理できるようになることで、管理の負荷も削減することが可能です。使用するアプリケーションや用途によって、構成されている複数の回線の中から経由する回線を使い分けられるということもできるため、通信速度がアップすることも期待できます。